Cyclo-Cross World Championship 2005
Men Elite

ドイツ・セントウェンデル
1月30日 
辻浦 圭一

木曜日に、オランダから車で移動して会場に到着。

ドイツは、こここの週は寒く、雪が降り積もっていて
道路は普通に走れたが、歩道などは雪が融けていないところが多かった。

コースも5センチほど積もっていて、気温も低いため
走れが走るほど、固まっていき滑りやすくなっていた。

オランダでいい手ごたえがあったので、
今回こそは完走というより、ベストを尽くせば
それなりの結果が期待できると感じていた。

毎年、ヨーロッパに来ているが、
前のシーズンで課題が見つかり、それを持ち帰って日本で準備して
また冬に遠征に来ているが、
自分ではレベルアップしたと思っても、
世界もレベルアップしているように感じる。

クロスでは、ベルギー選手が表彰台独占ということが、数年続いて
圧倒的に強い!
しかもその中で、ネイスが12月からのレースはほとんど勝って絶好調だ。

クロスの日本チームスタッフも、いい雰囲気を作ってくれており、
今年もレースに集中しやすかった。

レース当日も雪が降り3時スタート。

5人くらいの集団になり、その中で先頭交代しながら進んでいった、
1周回終了でトップと30秒ほど差が開いた。

僕のいた集団でも、先頭交代というよりも、前の取り合いを繰り返していく。
なぜならば凍った路面や泥では、
前の方が、自分のラインを走れて有利だからだ。

また凍ったラインでは、周回するごとに
前の周回で走ったラインは、凍り付いて滑ってしまい、
どんどんラインが外れて、すこしインかアウトに広がっていく。

何もなければピットに入る必要がないコースなのと、
スピードコースなのでトラブルは避けたいという気持ちから、
若干、コーナーは抑え気味で入っていたが、
僕の集団の中では僕が下りを引き
スタート・フィニッシュ地点からは、他の選手が引っ張る形になっていた。

30分を超えたところで、集団のペースを上げると3人になっていた。
いつも、スーパープレステージで同じ集団で走るアメリカ人だ。

ラスト3周でその集団から抜け出して1人になりピットでのタイム差は4分40秒。

ラスト2周回のときは、思いっきり攻めたが、
それが逆に裏目に出てパンクしてしまい、あえなくラップアウト。

オランダでステイさせてもらった、ヒューブさんも
「イイレースだったよ、ついてなかっただけだ」って言ってたが、
僕の実力不足のように感じた。